色環の変遷

画像の説明

左から

ブース・ハンバーガーは
日本ではあまり知られていないかもしれませんが、
シュタイナーと同時期に生きた画家として、
シュタイナーからインパルスを得て、
独自に色彩理論を発展させました。
(DER SCHOPFERISCHE KRAFT DER FARBEと
いう本を記す。)


歴史的な意味

こうして並べてみると、
色環のアイデアが、時代を経て、リレーのように
展開されてきたことが見てとれると思います。

また、この『色の結び』は、そうした背景のもとに生まれた、
斬新なものであることがおわかりになることでしょう。

また、現代に誕生したこの画は、他の色環以上に多次元的です。
それが、結びという形の秘密でもあります。

この『色の結び』は、未だかつてないユニークなものであり、
未来からやってきたアイデアとも言えるでしょう。




特徴

ゲーテとシュタイナーの色環を比べると、明らかに異なっているのが、
中央の帯にみられる黒、、灰色、桃花色 白 緑の部分です。
シュタイナーはゲーテの色環にみられる色彩~輝きの色と区別し、
黒、、灰色、桃花色 白 緑 を、像の色と位置づけました。
(像の色には、重みのある黄金色も含まれます。)

ゲーテ、シュタイナーの色彩論を基盤とした人智学的な絵画には、
様々な流派※がありますが


Gerard Wagner(ゲラルド・ワーグナー)
Margarethe Hauschuka(マルガリーテ・ハウシュカ)
Liane Collot D’herbois (コロー・デルボア)
...


Daniel Moreauによるここでの色彩観は、
像の色を積極的に探求しているのが特徴的です。

...黒、白の無彩色としてではない”色彩”としての扱い
...人の肌の色がどのように生じるかについて探求
...黄色と紫によって生じる灰色から黄金色への誕生の可能性
...黄金色と緑との絵画的なバランスについて等...


ダニエル・モローの画家としての修練から得られた賜物であるとも
言えるでしょう。



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