色の生じる現象-虹について


第3番目の現象として、いわゆる光と闇が作用して、色が生じる現象の例を挙げてみたいと
思います。

次のようなことを想像してみてください。
自分の前に灰色がかった雲があり、その雲は非常に流動的に動いていて、なおかつ雨も降っています。自分の立っている背後から突然、太陽の光が輝いたとします。
すると、何が生じるのでしょうか。

まず、この灰色がかった雲が、白っぽい雲の領域と、黒っぽい部分、明るい雲の領域にはが生じてきます。そして、その中間にが生じます。こうして、いわゆる虹が生じるのです。

今まで私たちは、色の生じる現象を3通り見てきましたけれども、第4番目の現象として、プリズムを通して闇の世界を見た場合にも、同じような色の現象が生じます。
まず、こういう像を考えてみてください。

画像の説明

周りが黒っぽくて、真ん中が白くなっている像をプリズムを通して眺めてみます。プリズムを通してこの像を見ますと、屈折作用によって、像が下の方に落ちた格好で見えます。
その時どういう色の発生がありうるかというと、黒っぽい像が下に落ちるということは、上の方の黒い闇の世界が、白い色に働きかけることで、下の方では白い色がより闇の世界に作用していることになります。
上の方では闇がより強く活動し、下の方では光がより活動性を増している対極的な2つの領域が生じ、上の方では境に赤が、下の方では青が見えます。

画像の説明

このように、4つのそれぞれの現象について学んできましたけれども、この4つの現象の中でひとつの根本的な現象として言えることは、闇に近い部分ではが生じ、より明るくなっていこうとする部分ではが生じるという事実です。

そして、私たちが虹の現象を見たときに非常に喜びを感じるのは、虹の中に闇と光による色の現象、それも根本的、基本的ともいえる色の生じ方、現象が見られるからです。

虹の現象は、第2の現象として私たちが見ました目の中に形成される虹の色と全く違った、もっと天空的な、まだ物質化していない領域での色の発生のあり方を示しているからです。

私たち一人一人は、目の中に非常に物質化された虹の色を持っています。民族によって度合いは違いますが、それぞれの個性的は虹の色を持っています。
ところが天空に輝く虹は、すべての人にとって、同じ色に輝く同一の虹として存在しています。
このような虹を見ることによって、今私が申しましたようなことを感じるでしょう。

これは、虹を見る時の一つの謎のようなものですけれども、虹は天空に全く同じ色どりで輝いているのですが、見る人の位置によって、数歩離れた所で見る人と自分とでは、全く違った虹を体験しているのです。
虹は二次元に存在していて決して三次元ではないし、虹がどのくらい自分から遠いところにあるか、決して測ることはできません。
例えば、ある気の前方に虹を見ているとします。
歩いていって虹との距離を縮めたとしても、また遠くの方に存在していて、そういう次元の中に虹は存在しています。(続く)







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