ごあいさつ 

講師:ダニエル・モロー

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◆私が自分の絵のなかに生きている様々な色について思いを巡らすようになったのは、1968年から2005年まで住んでいたドイツでのことでした。

最初に研究したのはもちろん ゲーテです。なぜなら物に関わる彼の科学的研究方法がドイツ的なものを代表しているからです。

人智学探究の創始者であるルドルフ・シュタイナーは、長年にわたりゲーテの科学的著作を研究してきた人で、論文集新版にあたってはその解釈を依頼されました。

シュタイナーの表明するアドバイスは明白でした。すなわち、芸術的創造において色を理解したいと思うなら、ゲーテが取った方法を訓練しなさい、ということです。この明言にしたがってシュタイナーはあらゆる提案を発展的に示しながら、色に関する12の講演を行いました。


1980年〜1990年のはじめにかけて、私はドイツ南部で画廊兼書店のオーナーとなりました。この場所で色彩論に関する様々なセミナーを開催し、そのためにその分野で名高い人達を招きました。最初のゲストはベルリン大学の物理学教授ボードー・ハンプレヒト氏でした。それからゲルハルト・オットー氏はシュトットガルトのVerlag Freies Geistesleben社出版による「Goethes Farbenlehre(ゲーテ色彩論)」の編集と注釈を行った人でした。

2005年日本へ来て住むことを決意した時、このような活動の新たな発展の可能性が見えてきました。その間にも、芸術における白と黒の関連から色彩を取り上げた最初の本を書きました。「Das Licht als Schöpfer der Gestalt(光が形態を創造する)」というその本は、日本語に翻訳されています。タイトルを英訳するなら「Light as the creator of shape」となるでしょう。
それに続く二冊目の本は、ドイツにおける私自身のセミナーの記録ともいえるものです。その本「Bild – Farbe – Licht (像、色、光)」は、特にシュタイナーが色環に白と黒を導入したことによって明らかになった問題を取り上げています。簡単な製本(コピー印刷)による「Bild – Farbe – Licht」は、自前で販売しています。


◆2005年に移住してきた日本では、色彩論研究をさらに押し進めていく上で、手助けしてくれた人物が二人います。宮川より子さん はゲーテの色彩論やシュタイナーの「絵画へのアドバイス」に関する、多くの私のセミナーを開催し、最後にこのCOLOR MEDITATION SCHOOLの主題でもある「色の結び」のセミナーも主宰してくれました。もう一人は初鹿野ひろみさんで、私のセミナーと文章の多くを訳してくれました。

二人がこれまで尽力してくれたこと、そして今回は「COLOR MEDITATION SHCOOL」のイニシャチブを取ってくれたことに感謝しつつ、このスクールがより多くの人達に伝わり心に訴えることを願っています。

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